近年、市場環境の急速な変化に伴い、多くの企業が新規事業開発を成長戦略の柱として位置づけています。しかし、限られたリソースで新規事業を成功させるには、適切な戦略立案とその実行が不可欠です。中小規模ながら新規事業支援で高い実績を持つコンサルティングファーム5社を、戦略コンサルティングの専門家の視点から徹底解説します。企業戦略からポートフォリオ最適化、市場分析まで、各社の強みと特徴を詳しく分析し、あなたの企業に最適なパートナー選びをサポートします。

1. 新規事業コンサルティングの市場動向

1.1. グローバル戦略コンサルティング市場の現状

戦略コンサルティング市場は、近年急速な成長を遂げています。世界市場の規模は2023年時点で約2,500億ドルに達し、年平均成長率は8.2%を記録しています。特に、新規事業開発支援の分野では、技術革新や市場変化に対応するため、多くの企業が戦略コンサルティングサービスを活用しています。

市場を牽引する大手コンサルティングファームに加え、特定の業界や専門領域に特化した中小規模のコンサルティングファームが、きめ細かなサービスと高い専門性で差別化を図っています。これらの企業は、大企業から中小企業まで幅広い顧客に対して、データ分析に基づいた戦略立案とその実行支援を提供しています。

1.2. 日本における新規事業支援の特徴

日本市場における戦略コンサルティングの特徴として、長期的な関係構築を重視し、クライアントの企業文化や組織特性を深く理解した上でのサポートを提供する傾向が挙げられます。特に中小規模のコンサルティングファームでは、顧客の内部事情に精通したコンサルタントが、組織有効性の向上から新規事業のポートフォリオ最適化まで、包括的なサポートを行っています。

市場分析やデータ活用の面では、日本企業特有の意思決定プロセスに配慮しながら、グローバル水準の分析手法を導入する動きが加速しています。特に、技術活用による業務効率化や、市場シェアの拡大を目指す支援が注目を集めています。

1.3. 市場規模と成長予測

戦略コンサルティング市場の規模は、予測期間において着実な成長が予測されています。特にアジア太平洋地域では、年間成長率が10%を超える見込みです。日本国内では、中小規模コンサルティングファームの市場シェアが拡大傾向にあり、特に新規事業開発支援の分野で存在感を増しています。
市場成長の主要な推進要因としては、以下が挙げられます。

・デジタルトランスフォーメーションの加速による新規事業開発需要の増加
・グローバル競争の激化に伴う戦略立案ニーズの高まり
・中小企業における専門的なビジネス支援へのニーズ拡大

2. 新規事業コンサルティング会社の選び方

2.1. 支援実績と専門性の評価方法

新規事業支援に強いコンサルティングファームを選ぶ際の重要な評価ポイントは以下の通りです。

・過去の支援実績とその成功率
・対象業界における市場分析の質と深さ
・プロジェクト管理の手法と体制
・データ分析と技術活用の能力

特に中小規模のコンサルティングファームを評価する際は、特定業界や機能における専門性の深さを重視することが重要です。また、デューデリジェンスの実施能力や、サプライチェーン管理の知見なども、包括的な支援を受けるための重要な判断基準となります。

2.2. コンサルティング費用の相場観

新規事業コンサルティングの費用は、支援内容や期間によって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の範囲となっています。
・戦略立案フェーズ：200-500万円
・実行支援フェーズ：300-800万円/月
・市場調査・分析：100-300万円

中小規模のコンサルティングファームでは、クライアントの予算に応じて柔軟なサービス提供体制を構築しているケースが多く、必要な支援内容を選択して段階的に進めることも可能です。

2.3. サービス提供体制の確認ポイント

効果的な新規事業支援を受けるために、以下の観点からサービス提供体制を確認することが重要です。
・担当コンサルタントの経験と専門性
・支援チームの規模と構成
・関連する専門家ネットワークの有無
・グローバル対応の可能性

特に、中東やアフリカなど新興市場への展開を視野に入れている場合は、国際的なネットワークを持つコンサルティングファームを選択することが望ましいでしょう。

2.4. 企業文化とのマッチング

新規事業開発の成功には、コンサルティングファームと依頼企業の企業文化の親和性が重要な要素となります。中小規模のコンサルティングファームを選ぶ際は、以下の観点での相性確認が推奨されます。
・コミュニケーションスタイル
・意思決定プロセス
・リスクに対する考え方
・変革に対する姿勢

特に日本企業の場合、企業戦略の策定から業務レベルの実行支援まで、一貫した体制でサポートを受けられることが重要です。この点で、中小規模のコンサルティングファームは、よりきめ細かな対応が可能という特徴があります。

3. 新規事業支援に強いコンサルティングファーム5社の比較

PwCコンサルティング合同会社

PwCコンサルティング合同会社は、世界的なプロフェッショナルサービスファームであるPwC（PricewaterhouseCoopers）の日本法人であり、新規事業の立ち上げ支援にも強みを持っています。戦略立案から実行支援までを一貫して提供し、デジタル技術やデータ分析を活用した市場参入戦略の策定に定評があります。特に、業界特化型の専門知識を活かしたコンサルティングが特徴で、製造業・金融・ヘルスケアなど幅広い分野で新規事業の創出を支援しています。また、グローバルネットワークを活かし、海外展開を視野に入れた事業開発のサポートも充実しています。クライアントのビジネスモデル変革やイノベーション創出に向け、アジャイルなアプローチを採用し、迅速かつ実効性のある施策を提案することが強みです。

会社名	PwCコンサルティング合同会社
本社所在地	東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング
会社HP	https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/consulting.html

A.T.カーニー株式会社

A.T.カーニー株式会社は、グローバルに展開する戦略コンサルティングファームであり、日本市場においても新規事業開発の支援に強みを持っています。特に、企業の競争優位性を確立するための成長戦略や市場参入戦略の立案に長けており、データドリブンなアプローチを重視しています。クライアントのビジネス環境や市場動向を詳細に分析し、持続的な成長につながる新規事業の方向性を提案します。製造業や消費財、テクノロジー分野など幅広い業界に対応し、現場レベルの実行支援まで一貫して行うことが特徴です。また、クライアント企業と密接に連携しながら、アジャイルなプロジェクト推進を行い、迅速な意思決定をサポートします。グローバルネットワークを活用した国際展開支援も得意としており、海外市場への参入を検討する企業にとっても有益なパートナーとなります。

会社名	A.T.カーニー株式会社
本社所在地	東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー23階
会社HP	https://www.jp.kearney.com/

CONNECTABLUE / コネクタブルー

コネクタブルーは不確実なテーマへの挑戦・共創を理念に掲げ、製造業や卸・流通業の新規事業開発部門や研究開発部門に対し、事業アイデア創出～ローンチまでを一気通貫で伴走支援を行っています。

同社の強みは、さまざまな業界での新規事業開発支援の実績に加え、独自のデータ・アプローチを活用することで効率的かつ高精度の調査、検討を可能している点です。

また、クライアント事業・組織の成長に強くコミットする姿勢が特徴的で、クライアントメンバーに対してノウハウ、専門知見をオープンに共有し、クライアント組織開発、人材育成の面でも成果を出すことで、真のビジネス成長に貢献しています。

会社名	株式会社コネクタブルー
本社所在地	東京都港区南青山2-4-8 LAPiS青山Ⅱ 5F
会社HP	https://connectablue.com

株式会社ジェネックスパートナーズ

株式会社ジェネックスパートナーズは、企業変革を専門とするコンサルティングファームで、戦略立案から実行支援まで一貫したサービスを提供しています。​社名には、変革の遺伝子（Gene）を拡大（Expand）し、クライアント企業に活力を与える良きパートナー（Partner）でありたいという願いが込められています。​新規事業開発においては、各企業の状況に応じたテーラーメイドの支援を行い、具体的な成果の創出を目指しています。​また、クライアントと共に活動し、持続的な成長を実現するための組織体制の強化にも取り組んでいます。​さらに、独立系コンサルティングファームのグローバルアライアンスであるCordence Worldwideに加盟しており、世界22ヵ国、約50箇所以上のオフィスと3,500人以上のコンサルタントからなるネットワークを活用し、海外展開を視野に入れた事業開発のサポートも行っています。​クライアント企業の変革を共に実現する「変革のパートナー」として、企業の成長を支援しています。​

会社名	株式会社ジェネックスパートナーズ
本社所在地	東京都港区白金1-27-6 白金高輪ステーションビル3階
会社HP	https://www.genexpartners.com/

株式会社LASINVA

株式会社LASINVA（ラシンバ）は、2021年に設立されたコンサルティングファームで、経営・戦略からITプロジェクトまで、上流から下流のフェーズにおいて幅広い支援を提供しています。​同社は「現場発イノベーション」を軸に、クライアントと共に新規事業の立ち上げやビジネスモデルの構築を推進しています。​また、自社のコンサルタントに加え、フリーランスのプロフェッショナルとも連携し、最適なチームを編成する柔軟な支援体制が特徴です。​さらに、フリーコンサルタントと企業を直接マッチングするプラットフォーム「XIENZ（シエンズ）」を運営し、コンサルティング業界に新しい働き方を提案しています。​これらの取り組みにより、クライアントの多様なニーズに応えるとともに、持続的な成長を支援しています。

会社名	株式会社LASINVA
本社所在地	東京都港区六本木6丁目2-5 Bizflex六本木3F
会社HP	https://lasinva.com/

4. 新規事業コンサルティングの活用方法

4.1. 支援範囲の決め方

効果的な新規事業コンサルティングの活用には、適切な支援範囲の設定が不可欠です。戦略コンサルティングの範囲は、市場調査からプロジェクトマネジメント、組織の効果性構築まで多岐にわたります。企業の状況やリソースに応じて、以下の要素を考慮しながら支援範囲を決定することが重要です。

・市場環境分析と市場規模予測
・ビジネスモデル設計とポートフォリオ最適化
・技術導入とオペレーション構築支援
・組織体制の整備とプロジェクトマネジメント

4.2. 社内体制の整備

新規事業開発の成功には、適切な社内体制の構築が重要です。特に以下の点について、戦略コンサルティングファームと協力しながら整備を進めることが推奨されます。

まず、専任チームの設置が必要です。このチームは、市場分析やデータ分析の能力を持ち、コンサルタントと効果的に協働できる人材で構成されるべきです。また、経営層との連携体制を確立し、迅速な意思決定プロセスを構築することも重要です。

4.3. 期間と予算の設定

新規事業開発の成功には、適切な期間と予算の設定が不可欠です。市場規模や機会分析に基づいて、以下のような段階的なアプローチを検討することが推奨されます。

初期フェーズ（3-6ヶ月）：市場調査と戦略立案
実行フェーズ（6-12ヶ月）：事業立ち上げとオペレーション構築
最適化フェーズ（12-24ヶ月）：事業拡大と市場シェア獲得

4.4. 成果測定の方法

新規事業開発支援の効果を正確に測定するために、以下のような指標を設定することが重要です。

市場浸透度と市場シェア
収益成長率とROI（投資対効果）
組織の効果性指標
技術活用度とオペレーション効率

5. まとめ：最適なコンサルティングファームの選択

5.1. 企業規模別の選択基準

企業規模に応じた最適な戦略コンサルティングパートナーの選択基準は以下の通りです。

中堅企業の場合、専門サービスを提供する中小規模のコンサルティングファームが適しています。これらのファームは、クライアントのニーズに柔軟に対応し、きめ細かなサポートを提供できます。
一方、大企業の場合は、グローバルなネットワークを持つファームを選択することで、ヨーロッパ、中東、アフリカなどでの展開もスムーズに進めることができます。

5.2. 業界別の推奨パートナー

業界特性に応じた最適なコンサルティングパートナーの選び方には、以下のポイントが重要です。

製造業では、サプライチェーンマネジメントと技術導入に強みを持つファームが適しています。
IT業界では、最新の市場トレンドを把握し、データドリブンな支援が可能なファームを選択すべきです。
サービス業では、顧客体験とオペレーション効率化の両面でサポートできるファームが推奨されます。

5.3. 予算別の活用方法

予算規模に応じた効果的な戦略コンサルティング活用方法は以下の通りです。

小規模予算（～1000万円）の場合、特定のフェーズに絞った支援を受けることが効率的です。中規模予算（1000-3000万円）では、市場分析から実行支援まで、包括的なサポートを検討できます。大規模予算（3000万円～）の場合、グローバル展開を含む本格的な支援を受けることが可能です。

5.4. 成功のための準備ポイント

新規事業開発を成功に導くための重要な準備ポイントは以下の通りです。

・明確な目標設定とKPI定義
・社内リソースと競合分析
・適切なプロジェクトマネジメント体制の構築
・経営層のコミットメント確保
さらに、選定したコンサルティングファームとの効果的なコミュニケーション体制を構築し、定期的な進捗レビューを行うことで、期待する成果を確実に達成することができます。特に、データドリブンな意思決定と、市場トレンドへの迅速な対応が、新規事業の成功確率を高める重要な要素となります。

よくある質問と回答

新規事業コンサルティングの費用相場はどのくらいですか？

戦略立案から実行支援まで含めた包括的な戦略コンサルティングサービスの場合、一般的に3ヶ月で500万円から1000万円程度です。ただし、市場分析のみなど、部分的な支援であれば200万円程度から開始することも可能です。
中小規模のコンサルティングファームでは、クライアントの予算に応じて柔軟なサービス設計を行っています。

新規事業コンサルティングの支援期間はどのくらいですか？

一般的な支援期間は、戦略立案フェーズが3〜6ヶ月、実行支援フェーズが6〜12ヶ月程度です。ただし、市場規模やプロジェクトマネジメントの複雑さによって変動します。

特に、グローバル市場への展開を目指す場合は、より長期的な支援が必要となることがあります。

中小規模コンサルファームと大手コンサルファームの違いは何ですか？

中小規模のコンサルティングファームは、特定の業界や機能に関する深い専門性と、きめ細かなサービス提供が特徴です。また、フットワークが軽く、クライアントのニーズに柔軟に対応できます。

一方、大手ファームは、グローバルなネットワークと豊富なリソースを活用した包括的なサポートが強みです。

オンラインでの支援は可能ですか？

はい、多くのコンサルティングファームがオンラインでの戦略コンサルティングサービスを提供しています。特に、データ分析や市場調査、進捗管理などは、効率的にオンラインで実施可能です。

ただし、重要な意思決定や組織変革に関わる局面では、対面でのミーティングを組み合わせることが推奨されます。

新規事業の成功率を高めるためのポイントは何ですか？

成功の鍵となる要素は、精緻な市場分析、適切なビジネスモデル設計、効果的なプロジェクトマネジメント、そして組織のコミットメントです。

特に、データに基づく意思決定と、市場トレンドへの迅速な対応が重要です。中小規模のコンサルティングファームは、これらの要素を考慮した実践的なサポートを提供しています。

コンサルティングファームの選定において重視すべき要素は何ですか？

新規事業支援を行う中小規模のコンサルティングファームを選ぶ際には、業界特化型の専門性、過去の支援実績とM&A（買収）支援の経験、プロジェクトチームの構成、サポート体制の充実度、そして価格対効果が重要な要素となります。

特に、企業の成長フェーズに合わせたコンサルティングアプローチができるかどうかは重要な選定基準です。

また、ボストン・コンサルティング・グループなどの大手と比較して、中小規模ファームならではの機動性と柔軟性も重要な強みとなります。

最新のデータに基づいたインサイト提供能力も評価すべきポイントです。

新規事業開発で必要な 包括的な市場分析には何が含まれますか？

包括的な市場分析には、市場概観（Market Overview）、競合企業の調査、潜在的な購買層の特定と分析、業界への影響要因の評価が含まれます。

中小規模のコンサルティングファームでは、企業の特性に合わせたカスタマイズされた分析フレームワークを用い、より詳細なインサイトを提供します。特に、特定された成長機会を数値化し、ビジネスケースとして整理する能力が重要です。

KPMGインターナショナルなどの大手が提供するレポート以上に、ニッチ市場における深い専門知識を活かした分析が中小規模ファームの強みです。また、ソフトウェア関連技術が生産プロセスに与える影響分析も含まれることが多いです。

テクノロジーやソフトウェア分野の新規事業立ち上げに強いコンサルはありますか？

テクノロジーやソフトウェア分野に特化した中小規模のコンサルティングファームは多数存在します。特に、エンジニアリングのバックグラウンドを持つコンサルタントを多く抱えるファームは、技術的な課題を理解した上で、実践的な戦略を提案できます。
これらのファームは、単にビジネスモデルの構築だけでなく、MVP（Minimum Viable Product）の開発や技術的な実現可能性の検証など、実装フェーズまでの包括的なサポートを提供することが特徴です。
また、ボストン・コンサルティング・グループとは異なり、特定の技術領域に深い専門性を持つことで、より具体的なインパクトの創出を支援します。最新のデータに基づいたテクノロジートレンド分析も強みの一つです。す。

新規事業開発においてデューデリジェンス（DD）はどのような役割を果たしますか？

新規事業開発におけるデューデリジェンス（DD）は、事業機会の実現可能性を多角的に検証する不可欠なプロセスです。
中小規模のコンサルティングファームは、市場規模の評価、競合分析、技術的実現可能性、知的財産権調査、規制環境分析など、包括的なデューデリジェンスを支援します。特に、M&Aや買収を通じた新規事業展開を検討する企業向けに、財務面だけでなく、事業シナジーや統合リスクの評価も行います。
KPMGインターナショナルのような大手とは異なり、特定産業に特化した深いインサイトを提供できることが中小規模ファームの強みです。
これらの分析は、最終的なGo/No-Go判断に不可欠な要素となり、不必要な資金投資を防ぐ役割を果たします。

どのように新規事業の ROI を最大化するための支援を行いますか？

新規事業のROI（投資対効果）最大化のため、中小規模のコンサルティングファームは戦略策定から実行まで一貫したサポートを提供します。
まず、市場機会の特定から始まり、最適なビジネスモデル設計、効率的なエンジニアリング手法の導入、そして継続的なインパクト測定を行います。
企業の限られたリソースを最大限に活用するため、段階的な投資アプローチや、初期成果を生み出すための具体的な施策を提案します。
ボストン・コンサルティング・グループと比較して、より実践的かつハンズオンなアプローチが特徴です。
また、ソフトウェアツールを活用したデータ駆動型の意思決定支援や、継続的な市場概観の提供により、変化する環境への素早い適応を可能にします。
これにより、投下資本に対する最大のリターンを確保することが不可欠です。

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